剛毅木訥（ごうきぼくとつ）・・・・意志が強くて何事にも屈せず、質実で無口な事。

何とかの、四字熟語とかって言う題の本で目にした言葉である。

その本には確か、会社の社長さんに、理想の社員とは？と聞くと、「仕事が出来て、頭が良くって、見た目も良くって、社交的で話し上手なヤツ」・・・・大概そう言う風に言うらしい。

そんなヤツが欲しいのは、当たり前だのクラッカーと思っていたら、その本では、本当にそうか？と疑問を投げかけていた・・・。

そんなヤツは、うがった見方をすれば、「小ざかしく、カッコ付けで、一人では何にも出来ない口達者なヤツだ」と・・・。

それに比べ、剛毅朴訥なヤツは、意志が強いから、多少の困難に直面してもやり遂げる為に屈しないし、弱音を吐かず、陰日なたを問わず努力はするし」と・・・・んで、そんな剛毅なヤツほど、鈍かったり、容姿もパッとせず、社交性も無く、話下手なもんだから、低く評価されがちであると・・・。

まさにその通りで、小さな技術屋の我が社でも、面接なんかで、初対面の印象が良いヤツほど、すぐダメになるが、あんまりパッとしなかったヤツが、たくましい変貌を遂げ、良い仕事を残したりする。

我が社の渋谷部長や、佐藤工場長が良い例だ。

この二人は、まさに剛毅木訥タイプ・・・・現在では、我が社の技術の要であるから、自然と評価も高くなる。

政治家にも当てはまる・・・・・アナウンスがへたくそな剛毅木訥タイプの政治家では、選挙に弱いし、マスコミ受けが悪かったり、損しちゃう・・・・仕事はしないけど、パフォーマンスが上手いと、政治能力もあるかのように誤解してしまう。

戦国時代には、剛毅木訥な武将や、戦後だと剛毅木訥な職人や技術が多かったんだろうなぁ・・・。

我が社のルーキーたちも、世の中のつまらない物ばっかりを見ないで、剛毅な先輩たちの良いところを見習って、たくましい技術屋になって、僕を養ってください・・・・。

期待してますよ・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表取り締まられ役、シャチョーより。