僕のオヤジが他界して、もう16年・・・。
その頃、僕は20才そこそこで、鼻水を垂れ流す、世間知らずのボンクラだった・・・。
病床で痩せ細っていく父だったが、最後まで威厳のある鍛冶屋のオヤジだった・・・。
僕は1人っ子で、大黒柱が居なくなるのは、本当に恐怖だった・・・。
僕が頼りない半人前だったから、オカンはもっとだったと思う・・・。
半端でイキがってた僕は、親孝行できずに、後悔する羽目になった・・・。
今度は後悔しないように、オカン孝行しなくちゃなんないのに、いつも失敗ばかりだ・・・。
そんな僕を、あの世からオヤジは胡坐をかいて眺め、ため息ついてるだろうなぁ・・・。
本で読んだのだが、儒教発祥の国、中国では、今も親孝行が最高の徳目であるそうだ・・・。
僕の友人で、年下ながら、明朗快活で逞しい、良い男がいる・・・。
その友人のお父様が先日、亡くなられた・・・。
偉大なオヤジさんが残してくれた、お仕事の功績や、看板や、人のご縁や・・・・諸々を引き継いでいくのだから、プレッシャーも、不安も、相当なものだと、容易に想像がつく・・・。
十分な親孝行は出来たかな?
僕もそうだったけど、暫くの間は、ふとした時に、寂しさが強烈に襲ってくる。
でも、頑張るしかない・・・。
ただ、ひたすらに、ガムシャラに、一所懸命、頑張れ、タツヤ!!
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